建築士会北蒲原支部の有志で「里山住宅博inつくば」に行ってきました。
以前から気になっていましたが、ようやく訪れることが出来ました。

里山住宅博では、地域の工務店が地域材を使ってつくる家を一定期間展示場として使用し、その後一般のお施主様に売却されます。

一般の方が住まわれることを目的として建築されているため、通常の住宅展示場と違い建物が大き過ぎず、建材や設備類も一般的なものが使用されています。
そのため、私たちの普段の家づくりに近い部分が多くとても勉強になりました。

はじめに向かったのは 堀部安嗣さん設計の住宅。
私は、堀部さん設計の建築を見るのは今回が初めて。
10月に開催されたオーガニックスタジオ新潟さん主催の講演会を聴講し、大変感銘を受け、ぜひとも見学したいと思っていましたので念願がかないました。
外部、内部とも主な仕上げは漆喰塗。
建材・設備類も私たちが普段目にするものがほとんどでした。
「高価なもの、特別なものを使用せずともこういった建築をつくることが出来る。」
改めて気づかされました。

次に訪れたのは伊礼智さん設計の住宅。
延べ床面積約36坪の平屋。
おおらかでゆとりがあります。
リビング大開口からの里山の風景がとてもよく、屋根上に設置された物見台からの眺めも格別と思われますが、物見台は立ち入ることはできませんでした。

こちらは森みわさん設計の住宅。
既に入居されていたため外部からのみ見学させて頂きました。

里山住宅博ではいわゆる大手のメーカーさんの住宅の展示は無く、地域の工務店によるものばかり。
地域の工務店の住宅をこれだけ一同に見ることが出来る機会は少ないのではないでしょうか。
私も地域のつくり手の一人として大きな刺激を受けました。

住宅博の敷地と隣接し、元々の農家さんと思われる建物がありそちらの雰囲気もとてもよかった。(写真左側)
大きな木の脇にある瓦葺き、漆喰壁の家。
年月の経過を感じ、落ち着いた気持ちになります。
(この家並みと、里山が伊礼さん設計の住宅のリビングからよく見える。)

各工務店の住宅はもちろんですが、住宅博のもう一つの見どころは外構計画。
一定のルールによって整えられたそれぞれの庭が、緩やかに区切られつつも一体となっており豊かな街並みをつくっています。
まだ小さい苗木のような木も多く植えられていたため、それらの木が成長する3年後、5年後がとても楽しみです。

秋葉原からつくば駅まで電車で約50分、つくば駅から車で10分程度。
都心から十分通勤圏内で、こんなに緑豊かな暮らしが出来ることにも驚きました。

この記事を書いた人

宮崎 直也

宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。