私の家づくり論

構造の安全性

家を建てる方にとっては構造の安全性は当然と思われることですが、木構造においては勘に頼ったり、デザインや間取りを優先するあまりないがしろにされることもあった部分です。

宮崎建築では、すべての住宅で構造計算を行い、地震、風、積雪などに対する安全性を確認しています(「耐震等級3」を基本仕様としています)。

快適な温熱環境

温熱環境を重視するという事は「冬暖かく、夏涼しい」家を造るという事です。

それを少ないエネルギーで実現するためには躯体の断熱性を可能な限り高めることが重要です。
そうすることで冬は内部の熱を外に逃がさず、夏は外部からの熱を遮断することができます。

「冬暖かく、夏涼しい」は感覚的なことですが、宮崎建築では「Qpex」などの熱計算ソフトを使用し科学的に検証しています。

勘のみに頼らない

木造住宅において構造や断熱の仕様は「勘」に頼ってきた部分が大きいと思います。実際、経験によって培われた大工や職人の勘はかなり正確です。

しかし、何の検証もせずに勘に頼ることは、必要な性能が確保できなかったり、逆にオーバースペックになることがあります。

宮崎建築ではそういった部分を数値化することでコストの配分を適正化でき、お施主様にもわかりやすくお伝えすることができると考えています。

素材にこだわる

内装仕上げ

私たちは家づくりにおいて、できるだけ自然素材を使用することにしています。特に無垢のフローリングは必ずおすすめしています。無垢の床板は使い込むほどに味わいが出てきますし、新建材よりもはるかに長持ちします。そして何より直接肌に触れる部分ですので、本物の木のぬくもりを感じてほしいという思いもあります。

しかし、すべてを自然素材で造るわけではありません。
下地材などには合板を使用しますし、質感の良い物であれば建材類も使用します。

素材に関しては適材適所に選択、ご提案をしています。

飽きのこないデザイン

一時的な流行の物を良しとしません。
経年劣化しにくい形、雨漏りしにくい形、太陽や雨をしっかり遮る形など。
それらにならって設計していけば、奇をてらったものにはならないと考えます。

たくさん造らない

宮崎建築は小さな工務店です。
年間にお手伝いできる工事の件数は限られており、ご依頼を頂くタイミングによってはお待ちいただく場合もあります。しかし、目の届く範囲で確実な仕事をすることが、私たちのような小さな工務店の良さであると考えています。

工事を終えてから

私たちとお施主様のお付き合いは工事を終えてからが始まりです。
定期的なメンテナンスの他に、ちょっとした不具合でもお気軽に連絡いただければすぐに伺います。
工事を終えたお施主様は、私たちにとって大切な親戚や友人のような存在です。