「太夫浜の家」の温熱や構造の仕様や性能について解説をします。
今回は温熱の部分。

これからの家づくりに必要なこと

2022年に入り、電力料金が値上げをされました。
今回は値上げ幅が大きく、1月の電力の請求書をご覧になって驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私の家でも1月の電気代が前年同月に比べ1万円近く高くなっており驚きました。(ちなみに、私の住まいは高断熱住宅ではありません。(汗))
電力や石油などのエネルギーをめぐる状況は、今後も厳しい状況が続くことが予想されます。海外の情勢なども考えると、更なる値上げも考えておいた方がよさそうです。
また、3月16日に発生した福島県沖地震の時のように、電力の需給の状況によっては停電なども想定しておかなければなりません。
以上のことから、これからつくる家は以下の2点への意識がこれまで以上に必要になると感じています。

  1. できるだけ少ないエネルギーで暖冷房が出来ること
    (電気代などの高騰による家計への影響を少なくする)
  2. 一時的に停電が起きたとしても室温が保てること
    (災害時の停電への対策、停電は冬の朝や夜など暖房による電力需要の多い時間帯に起こる可能性が高い)

具体的には「建築時に可能な限り断熱性をあげておく」ことが最も大切になります。

「太夫浜の家」の断熱仕様

「太夫浜の家」の断熱材や窓の主な仕様は以下のとおりです。

天井 断熱材セルローズファイバー 340㎜
壁  断熱材高性能グラスウール 210㎜(充填105㎜+付加105㎜)
基礎 断熱材押出法ポリスチレンフォーム 120㎜
樹脂トリプルサッシ(APW430) 

宮崎建築では、断熱材の種類や厚みを検討する際、まずは施工のしやすさを考慮します。
施工しやすいということは「無駄が無く手間が掛からない、また複雑でない」ということ。=「費用対効果がよい」ということになります。
具体的には壁や小屋裏などに隙間(空間)がある場合、まずはその隙間一杯に充填。そのうえで足りない部分は外側に付加します。
この方法が最もオーソドックスで応用も効き、かつ費用対効果も高いと考えています。

壁厚105㎜にグラスウールを充填
外壁側に105㎜グラスウールを付加
充填と併せて壁厚は210㎜ほどになる
天井裏の空間に340㎜厚のセルローズファイバーを吹込み
トリプルガラスを建て込んでいる様子

QPEXによる計算結果
UA値=0.25W/㎡K

太夫浜の家のUA値は0.25W/㎡KとなりHEAT20 G2グレードをクリアしています。
UA値=0.23W/㎡KでG3グレードとなるので、もう少しでG3に達するように感じますが、ここから先は工事費に対して性能向上の割合が鈍くなるため、コスト面で慎重な検討が必要になります。

「太夫浜の家」完成見学会のお知らせ

日時:令和4年4月29日(金)10:00~16:00
   令和4年4月30日(土)10:00~16:00
場所:新潟市北区太夫浜
※会場の詳しい場所はお申込みを頂いた方にお知らせ致します。
※本見学会は完全予約制とさせて頂きます。

◎お申込みは下記までお願い致します。
TEL 090-2409-1462(宮崎携帯)
メール info@miyazakikenchiku .com
お気軽にご連絡下さい

詳細はこちらをご確認下さい。

この記事を書いた人

宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。