2月頃から新型コロナウィルスの感染が拡大し始め、私たちの業界でも設備機器が一時受注停止となるなどの影響を受けてきました。
緊急事態宣言を受け、業務の調整などを行いつつも、資材の面では落ち着きを取り戻しつつあり、建築現場も注意を払いながら工事を進めています。

今回の感染症の拡大で直接的な影響を受けている業種の一つが観光業の方々ではないでしょうか。
私の住む阿賀野市旧笹神村地区には「五頭温泉郷」(ごずおんせんきょう)という温泉地があります。
豊かな自然と穏やかな人々、全国に誇れる泉質があり多くの観光客が訪れます。

この五頭温泉郷も今回の事態により深刻な影響を受けています。
本格的な観光シーズンを迎える今、自粛やキャンセルが相次ぎ、厳しい経営状況にあるというのです。

先日、そんな温泉旅館を支援している活動があることを知りました。
その名も「種プロジェクト」
仕組みは簡単で、宿泊費を前払いし旅館さんにはそのお金を維持管理費に充当して頂く。
支援した側は事態が終息した後に、気兼ねなく宿泊に伺えるというもの。

「種プロジェクト」HPより

プロジェクトのHPを読んで改めて知ったのですが、旅館というのは固定費が多くかかる。
(固定費=お客様が来なくても発生する費用。)
この状況が長引くほど立ち行かなくなる旅館が増えてくるというのです。

こちらのHPではプロジェクトに参加している全国の旅館を見ることが出来ます。
各旅館のページでは、この状況が3か月続いた場合の「損失額推計」も表示されていて金額の大きさに驚かされます。

阿賀野市からは村杉温泉の環翠楼さんが参加しています。
(こちらの若女将は私の同級生であり、私の姉が高校時代にアルバイトでお世話になっていたというとても身近な旅館。)
老舗旅館である環翠楼さんもご多分に漏れず深刻な影響を受けています。

「種プロジェクト」HPより 環翠楼さん外観

HP上の環翠楼さんからのメッセージは、五頭の自然が目に浮かぶような温かいものでした。
そして今の状況を、自らの信念や生き方を問い直す期間として前向きに捉えられていることに胸を打たれました。
「何とかこの事態を乗り切ってほしい。」そんな思いから、少しですが支援させて頂きました。
私はこのプロジェクトに参加することで、事態が終息した時の楽しみが一つ増えました。
何かと不自由な今の暮らしをしのぐためのモチベーションにもなります。^^

プロジェクトには新潟県内外の温泉旅館が数多く参加されています。
皆様も、訪れたことのある旅館やいつか行ってみたいと思っている旅館が参加されているかもしれません。
ご興味のある方はぜひHPをのぞいてみてください。
種プロジェクトHP

この記事を書いた人

宮崎 直也

宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。