私が所属している新潟県建築士会北蒲原支部 青年部会の講習会が「新発田ガスショールーム」にて開催されました。

新潟県建築士会北蒲原支部

今回のセミナーは、「多様化する住宅設備」についての説明や、「電気・ガスなどのエネルギーを選択するときの考え方」などがテーマでした。
主な内容としては
・家族のライフスタイル、年齢構成などによって、メリットのあるエネルギーは異なる。
・共働き世帯のように、お昼に使う電気が少ない世帯はオール電化によるメリットが大きい。
・日中在宅が多い世帯の場合は、ガス・灯油などとの組み合わせが良い場合がある。
・一般住宅のエネルギーの消費割合のほとんどが、給湯・暖房によるものである。(新潟のような寒冷地の場合、特にこの傾向が強いので、エネルギーの選択や家の作り方もこのあたりがポイントになる。)

新潟県建築士会北蒲原支部

特に興味深かったのが、実際に住まわれている3世帯の光熱費を比較したデータでした。
(3世帯ともエコウィル+通常の電気で、構造もほぼ同じ住宅)
Aさん 両親+子供1人
Bさん 両親+子供2人
Cさん 両親+子供3人
…のパターンですが一番光熱費が安かったのが4人家族のBさんで、高かったのが3人家族のAさん。
このデータから感じた事は電気・ガス・灯油など、どのエネルギーを選択するかということも重要ですが、その後の設備の使い方や、生活パターンによっても料金などには大きな影響があるということです。

新潟県建築士会北蒲原支部

多様化する設備や、エネルギーの選択は、家づくりにおいてとても重要な要素です。
「お施主様に的確な提案が出来るよう、常に最新の情報を仕入れ勉強していかなければいけないな!」と強く感じた講習会でした。

 

この記事を書いた人

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宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。