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白根の家、耐震補強設計。

耐震補強設計は耐震診断での評点の最小値を1.00以上にすることが条件です。

白根の家は形が正形なため補強計画は立てやすいですが、この辺りはプランニングとも絡んでくるため、施主様と相談しながら進めます。

単に強くするためならば構造上重要な部分に壁を配置していけば良い事になります。
しかし、現実には窓や出入り口も必要となるため配置できない場合も。
採光、通風、使い勝手、予算…と様々な制約がでてくるため簡単ではありません。
また、一つの壁の耐力を大きくしすぎると基礎に負担がかかるため、小さい耐力の壁を全体に配置するなどの工夫も必要です。

耐震診断
補強前の評点、最小値0.29。

耐震診断
補強後の評点、最小値1.08.

何とか落としどころを見つけ最小値で0.29→1.08まで向上。
耐震設計の計算書をまとめ新潟市に提出しました。

ちなみに新潟市では耐震設計時に床倍率図の提出も求められます。
耐震補強というと壁の補強だけに偏りがちですが、水平構面の補強も意識して欲しいという事のようです。

提出後は新潟市で判定会にかけ内容を審査します。
この判定会、約2週間に1回の開催のためここでNGが出ると2週間後に再提出となってしまいます。(汗)
…緊張の結果待ちでしたが無事OKとなりました。

補助額は工事費の2/3以内で120万円。(物件により補助額の上限が変わる場合あり。)
リフォーム補助20万円を併用し合計140万円となりました。

阿賀野でつくる木の住まい
新潟県阿賀野市 宮崎建築

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透湿・防水シート、住宅建築の必需品。

住宅を建築するうえで欠かせない建築資材の一つに「透湿・防水シート」があります。
このシートは外部からの雨や風を防ぎ、内部からは湿気を外に逃がすという優れもの。

タイベック
宮崎建築では、デュポン社のタイベックを使用しています。

タイベック
このタイベック、在庫がなくなってきたので建材屋さんに発注。
納品された箱を見るといつのまにか「20年保証」になっていました。(今までは10年保証。)
完成するとまず交換することがない部材なのでこれはありがたいですね。

タイベック
100m1巻入りから50m2巻入りに。
100m巻きは意外に重いので50巻きは作業がしやすくなります。

阿賀野でつくる木の住まい
新潟県阿賀野市 宮崎建築

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白根の家、耐震診断。

白根の家では着工前に耐震診断を行いました。
耐震診断は約半日かけ現地調査を行い、外部の基礎、外壁、屋根、雨樋の状態、内部は各部屋の壁、床の状況、小屋裏、床下の状態を確認し、結果を耐震診断ソフトに入力し評点を出します。

耐震改修

評点は最小値で0.29。
耐震診断の場合、評点は1.00で「一応倒壊しない」となりますので0.29はかなり低い数値と言えます。

耐震診断

しかし、階高や方向によっては0.7~0.9など築50年の建物にしては比較的良い数値が出た部分もあります。

こうなった要因としては、
①建物の形状が正形であること。
L型や凹凸がある場合などはバランスが悪くなり評点が下がる。
②開口部以外は土塗り壁が付いていたこと。
土塗り壁がある場合、大きくはないが耐力に加算される。
③屋根が瓦ではなく金属屋根であること。
数年前に瓦屋根から金属屋根へ葺き替えがされていた。
構造が同条件の場合は軽い金属屋根の方が有利になる。
…などが考えられます。

特に①の建物の形状は重要で補強のしやすさに直結します。

耐震診断の結果を受け、新潟市の耐震改修制度を利用すべく耐震設計に入りました。

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新潟県阿賀野市 宮崎建築

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玄能。

玄能(げんのう)の柄、入れ替えました。
玄能とはカナヅチのことです。

大工道具
柄、入れ替え前。
付け根部分にひびが入っています。
忙しさにかまけて、だましだまし使っていましたが折れる前に交換。

大工道具
入替え後。
素材は山桜。もう少し削りたいけどあとは使いながら微調整。

玄能の柄は樫が大半ですが、山桜は樫よりも柔らかく手にかかる負担も小さいです。
釘やノミを打った時の感触も良い。

この玄能は新潟の玄能鍛冶、馬場正行氏のもので7~8年前に購入。
購入するとき、「おれが死ぬまで使わないでとっておけば値が上がるよ。」と言われたことを思い出しました。

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新潟県阿賀野市 宮崎建築

by   at 14:47  | Permalink  | Trackbacks (0)

近況報告。

しばらく更新が滞ってしまいましたが至って健康に過ごしております。
工事中だった現場、新しく着工した現場など着々と進行し、中野の家も11月に無事お引渡しが完了しました。
事後報告となりますが、工事の状況や完成写真を追ってアップしていきます。

現在は新潟市(旧白根)にて築50年の家のリノベーションをしています。
面積は70坪と大き目。
間取りや形状は典型的な農家住宅で、部屋数は多いですが収納などはほとんど無く、使い勝手が良いとは言えない状況でした。

新潟 リフォーム
「白根の家」工事前、外観。

今回のリノベーションの目的は
・耐震性の向上
・断熱性の向上
・設備の更新
・間取りを使い勝手が良いように変更
・間取りの変更により採光の改善
などです。

どれも古い住宅では共通の欠点ではないでしょうか。

リノベーションは新築以上に難関にぶつかることも多く技術や経験、知識が要求されます。
今後工事の状況をできる限りお伝えしていきたいと思います。

阿賀野でつくる木の住まい
新潟県阿賀野市 宮崎建築

by   at 06:11  | Permalink  | Trackbacks (0)