白根の家では着工前に耐震診断を行いました。
耐震診断は約半日かけ現地調査を行い、外部の基礎、外壁、屋根、雨樋の状態、内部は各部屋の壁、床の状況、小屋裏、床下の状態を確認し、結果を耐震診断ソフトに入力し評点を出します。

耐震改修

評点は最小値で0.29。
耐震診断の場合、評点は1.00で「一応倒壊しない」となりますので0.29はかなり低い数値と言えます。

耐震診断

しかし、階高や方向によっては0.7~0.9など築50年の建物にしては比較的良い数値が出た部分もあります。

こうなった要因としては、
①建物の形状が正形であること。
L型や凹凸がある場合などはバランスが悪くなり評点が下がる。
②開口部以外は土塗り壁が付いていたこと。
土塗り壁がある場合、大きくはないが耐力に加算される。
③屋根が瓦ではなく金属屋根であること。
数年前に瓦屋根から金属屋根へ葺き替えがされていた。
構造が同条件の場合は軽い金属屋根の方が有利になる。
…などが考えられます。

特に①の建物の形状は重要で補強のしやすさに直結します。

耐震診断の結果を受け、新潟市の耐震改修制度を利用すべく耐震設計に入りました。

阿賀野でつくる木の住まい
新潟県阿賀野市 宮崎建築

この記事を書いた人

宮崎 直也

宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。