住宅医スクール修了後、仙台へ。
いつもお世話になっている新住協の会沢さんを訪ねて。
目的の一つは被災地・仮設住宅に行く事。
震災からもうすぐ4年。今も仮設住宅に暮らす人が多くいるとのこと。
そういった方たちはどんな生活をしているのか、知っておきたいと思いました。

大川小学校へ。
言葉がありませんでした。何とも言えない悲しみに満ちた雰囲気。
時間が経っても薄れる事は無いと感じました。
こういった建物を遺構として残すこと、大きな意味があると思っています。
しかし、実際に現地で見て、遺族の方々の心情を想像すると難しい問題であるとわかります。

仮設住宅へ。
車で数十分移動、何もない所に仮設住宅はあります。
日用品などを買うにもお店もない。
「もうここで4年生活をしているよ。」とお母さんが教えてくれました。
生活の大変さを想像し驚きましたが、住んでいる方(特に女性)の明るさにも驚かされました。
逆に励まされるような感覚。きっと私にはわからない大変なこともあるはずなのに。
人は強いものだと教えられました。

仮設住宅

仮設住宅

仮設住宅

現在、仮設住宅近くでは公営住宅の建設が進められていました。
完成すれば多くの方がそちらに移られるのでしょう。
一日も早く落ち着いた生活が遅れるようお祈りします。

この記事を書いた人

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宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。