第3回 住学(すがく)に参加して来ました!
第1回の様子はこちら。

今回は30代のお二人による講話。座学です。
発表されるお二人とは以前から面識があり、お話をお聞きするのを大変楽しみにしていました。^^

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まずはエスネルデザイン村松さんによる「世界の建築 世界の暮らし」。
村松さんは26歳の時1年2か月という時間をかけて世界一周の旅をしています。そこで見た建築や現地の人の暮らしに触れ感じたことをお話頂きました。

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世界一周の旅、お話を聞くまでは観光旅行のロングバージョンみたいなものをイメージしていましたが全く違いました。(失礼!)
各地でボランティアや就労をしながら濃密に現地の人と関わり、建築のみならず暮らしや文化に触れ自身の価値観を確かめていく。
20代半ばでそういった事を考え行動に移した村松さんを尊敬しました!

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各地で訪れた建築のスケッチ。
見たもの、聞いたこと全て吸収しようという意欲を感じます。

村松さんは4月に独立され現在進行中の案件もあるとの事。
今後どのような建築を生み出していくのか、大変楽しみになりました。^^
…ちなみに発表内容は相当なボリュームだったのですが持ち時間の50分ほぼピッタリで終了!相当に準備をされたと思いますが村松さんの普段の物事への取り組み方を物語っていました!

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続いては市川住建 市川さんによる「建築を考える」。
大工である市川さんは何を考えるのか?大変興味深く聞かせて頂きました。

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かつて子供たちの人気職業ランキングの1位にも輝いたことがある「大工」という職業。
最近は50位付近に低迷しているとのこと。
市川さんは「自分で言うのもなんだけど、大工はカッコいい!」「職業ランキングの王座を奪還したい!」と言います。
「新潟八輝会」という職人集団を作り、地域に積極的に関わり子供たちに大工という職業を身近に感じてもらう機会をどんどん作っています。
市川さんのすごい所は単純に大工志望の子を増やしたいのでなく、誇りを持って大工という職業に向き合っている自分と触れることで好きなことを仕事にできる素晴らしさを伝えようとしている事です。
毎年地域の中学校に職業講話に行っているとの事。
きっと「大工はカッコいいし楽しいぞ。いいだろう!」ってお話しているのだと思います。(笑)こんなおもしろい大人に触れられた中学生は幸運だと思いました。^^

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熱いお二方の講義のあとは懇親会へ。
こちらもすごい熱気。

初めてお会いする方、なんとなく面識のあった方、よく知っているけどお酒を一緒に飲むのは初めての方、何度も一緒に飲んでいる方。(笑)いろんな方とお話できました。

とにかく真剣な参加者の方々に触れ大きな刺激を頂きました!
ちょっと飲み過ぎたけど終電に乗り遅れることなく無事帰宅。
今回も大変有意義な一日でした。

発表をされたお二人、準備を進めて下さった皆さま。ありがとうございました!!

※一部写真は住学FBページからお借り致しました。

この記事を書いた人

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宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。