先日の新聞に住宅の耐震化率が鈍い伸びであると掲載されていました。
2013年は79%、現在は82%。
目標値は2015年で90%。これを達成するのは現実的に厳しいとのこと。
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景気低迷や高齢者世帯の負担増で耐震リフォームが思ったより進んでいないことが大きいようです。

そもそも「耐震リフォーム」っていうけど一体どんなことをするのか?
イメージがわかない方も多いのではないでしょうか?

水廻りのリフォームや外装のリフォームのように身近ではない「耐震リフォーム」。
プロである私も改めて考えてみるとわかりにくい部分が多いなあと思えてきました。

今回は「耐震リフォーム」について考えてみようと思います。

・名称の問題
「耐震改修」「耐震リフォーム」など色々な言い回しがあり、少々紛らわしいですが私は同じともの解釈しています。
「改修」と「リフォーム」は、ほぼ同じ意味です。あえてわけるなら改修のほうが規模の大きな工事のような気もしますが「大規模リフォーム」や「スケルトンリフォーム」などの言葉もありますのでもう同じで良いじゃないか!と思います。(笑)

・「耐震」と付くからには根拠が必要。
当てずっぽうに補強してOK!…というわけにはいきません。
水廻りや外装のように「キレイになった!」で終わりというわけにもいきません。
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その根拠となるものが現状の耐震性を知る「耐震診断」です。
現状を知らなければどこをどの程度補強すれば良いのか見当が付きません。
「耐震診断」を行い「耐震設計」で補強計画を立てるのが正しい手順と言えます。
しかし、ここに冒頭の耐震化率がなかなか向上しない原因の一つがあると思っています。(私見です。)

次回、もう少し具体的に「耐震リフォーム」について考えていきます。

この記事を書いた人

宮崎 直也

宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。