白根の家、天井断熱工事です。
断熱材はセルローズファイバー吹込み、厚みは250㎜としました。

今回、吹き込み工事を選択したのは小屋裏の梁組みが天井と干渉する事、小屋裏のスペースが狭く袋入りの断熱材が施工しにくいカ所が多いことなどが理由です。
天井と梁が干渉する場合、袋入りの断熱材だと丁寧に施工しても隙間ができやすくなってしまいます。
隙間ができてしまえばせっかくの断熱材の効果も半減。
吹込みならば、狭い所にもしっかりと充填できるため効果的と考えました。

セルローズファイバー(新聞紙の古紙を利用した断熱材)を選択したのは…
・吸放湿性に優れること。
・グラスウールやロックウールに比べ同じ厚みでも性能が良いこと。
・新聞紙の古紙を利用していることで気分が良いこと。(笑)
などの理由からです。

断熱 セルローズファイバー
吹込み機材を搭載したトラック。

断熱 セルローズファイバー
断熱材が詰まった袋。
満載です。

断熱 セルローズファイバー
吹込みホースを伸ばして小屋裏まで。
30m以上延ばします。

断熱 セルローズファイバー
1階下屋部分。
人が入るスペースが確保できないので、気密シートを一部カットし吹き込んでいきます。
小屋裏に入って吹き込むより手間がかかり業者さんも苦労していました。

断熱 セルローズファイバー
吹込み前。

断熱 セルローズファイバー
吹込み後。
パンパンに入っています!

断熱 セルローズファイバー
吹込み前。

断熱 セルローズファイバー
吹込み後。
梁、電線、ダクトなど干渉物が多いですが隅々までしっかりと充填されています。

吹込みの断熱材は袋などに入っていないため、解体時には分別するのが困難です。
紙で出来ているセルローズファイバーは木などと混ざっても処分はしやすいと思いますがそうでないものは大変です。
しかし、解体前に大型の集塵機で断熱材を吸い取り袋に詰め、もう一度吹き込むことも技術的には可能ですね。
そう考えれば吹込みの断熱材は素材に関係なくリサイクルしやすいのかもしれません。

阿賀野でつくる木の住まい
新潟県阿賀野市 宮崎建築

この記事を書いた人

宮崎 直也

宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。