昨年11月より工事を進めさせて頂いていた「河渡の家リノベーション」。
この度お施主様のご厚意により構造見学会を開催させて頂くこととなりました。
今回は断熱の納まりや構造の補強の様子を見て頂けるよう、断熱工事の途中の段階での開催とさせて頂きます。

現在は外周部の耐力壁や窓の設置を終え、内部床下地などを進めています。
また、
・傷んだ柱や土台の交換
・間取りの変更に伴う梁の補強
など、それぞれの作業を並行し行っています。
新築の場合は、構造の補強→断熱工事→下地工事のようにある程度区切りよく進んでいくのですが、リノベーションの場合はそれぞれの作業を行き来するような流れもあるため、現場で作業する大工も全体の流れを考えながら作業を進める必要があります。


新築住宅においては構造や温熱の性能を計算によって確認し、その内容に基づき工事を行っていくという流れが一般的になっています。
リノベーションなどの改修工事においても同様に計算をすることで、掛ける費用と達成できる性能が明確なります。
逆にそれらを行わない場合は「経験と勘のみに頼る」ということになってしまいます。
電気代をはじめとした光熱費が高騰している昨今、工事の計画段階ではより重要な指標になります。
「河渡の家リノベーション」では耐震性能・温熱性能を事前に計算によって確認しています。それらについても当日ご説明できればと考えております。

おもな見どころ

・耐震性はどのようにして決めている?
・耐震設計における上部構造評点とは?
・耐震設計では雪の重みも考慮する。
・既存の柱や梁を出来るだけ活かすプランニングと構造計画。
・太陽光パネルの設置を考慮した耐震設計。
・断熱性はどのようにして決めている?
・断熱材はどんなものを使っている?
・壁厚が通常よりも厚くなる付加断熱仕様。
・断熱材の性能を100%発揮させる施工法。
・高性能住宅に欠かせない熱交換換気システム。
・全館空調の計画はどうなっている?
・夏も快適な高断熱住宅
…などです。


当日は壁の中、天井裏、床下、すべて見ることが出来ます。
一年で一番冷え込むこの時期、暖かい家のつくりを是非ご覧ください。

「河渡の家リノベーション」構造見学会

日時:令和5年2月18日(土)10:00~16:00
場所:新潟市東区河渡

※本見学会は感染対策を行い開催致します。
※来場者様にはマスク、消毒等のご協力をお願い致します。
※会場の詳しい場所はお申込みを頂いた方にお知らせ致します。
※本見学会は完全予約制とさせて頂きます。

◎お申込みは下記までお願い致します。
TEL 090-2409-1462(宮崎携帯)
メール info@miyazakikenchiku .com
お気軽にご連絡下さい!

この記事を書いた人

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宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。