建築探訪の旅③
今回で完結。
午前中で三代校舎と芸術村を見たのでそろそろお土産を買って帰路についてもよさそうですが(地獄の?)建築ツアーはまだまだ続きます。

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その前に腹ごしらえ。地元食堂「やまよし」にてカツカレーを食します。
人気店のようで賑わっておりました。

午後の建築ツアーへ。

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「八ヶ岳美術館」(村野東吾)
森林に囲まれ外観は見えにくいですがドーム状の屋根が連続しています。
内部に入ると建築時の資料を見ることが出来ますがこの形状は積雪に耐えられるよう考えられたとのこと。
私は「悪の組織の秘密基地みたいだ…。」などと感じました。
失礼しました。(汗)

今回のツアーの一番の目的地へ!

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「神長官守矢資料館」(藤森照信)

以前から訪れたいと思ってましたがようやく念願かないました。
斬新なデザイン、大胆な素材の活用、それでいて違和感が無い。
実は、建築雑誌などで写真を目にしたとき耐久性は大丈夫なものか?と疑問も抱いておりました。
今回はそのあたりも確かめたいなと。

外観を見た限り経年変化はみられるが目立った劣化は無いようでした。
もちろんメンテナンスをしっかりとされているからと思いますが竣工から20年以上経ているのにきれいです。
このあたり、八木さんに考えを聞くと
宮崎「外観、とてもきれいで傷んでいないようですね。どうしてでしょうか。」
八木「建築史家である藤森先生はあらゆる建物を調査しておりどういった所から建物が劣化していくのかを熟知しているのでしょう。斬新な設計においてもそのあたりをしっかりと押さえているから劣化が少ないのではないか。」
耐久性を軽視したデザイン重視の建築ではないという事ですね。勉強になりました!


同敷地内にある藤森建築群。

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「空飛ぶ泥船」
もはや建築の概念を超えています。
「おぉ…。これが空飛ぶ泥船。」と言った感想しか出ませんでした。(笑)

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このアングルから撮影すると本当にとんでいるように見えるとか。

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「高過庵(たかすぎあん)」
世界で最も危険な建築物10に選ばれたという茶室。
清里芸術村の木上茶室よりはるか上の高さ。
2本の木によって支持されてるので安定感はある。(?)

このほかにもいくつか建築探訪をしていますが紹介しきれないのでこれでおしまいにします。
年1回、恒例化しつつある建築ツアー今回も内容充実でした。
参加者のみなさまお疲れ様でした。今後の設計業務の糧となる事まちがいなしですね。
来年もやりましょう!

この記事を書いた人

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宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。