住宅を新築、またはリフォームする際「屋根はどうしよう?」と悩まれる方もいらっしゃると思います。
ネットで「瓦」「板金」の選び方などを検索してみると瓦屋さんや板金屋さんのHPが上位に表示され「いずれかに有利な内容のものが多いなぁ。」という印象。
ここは「工務店的に考える屋根材の選び方」を整理する必要がある!…と思い、考えてみました。

今回は瓦について徹底解説!

◎瓦のメリット
①落ち着いた佇まい

なんといっても瓦の持つ雰囲気が最大の魅力でしょう。
私は、月明かりに照らされた瓦屋根がとても美しいと思っています。^^
棟に積む瓦の高さや鬼瓦の大きさなどでも外観の印象も変わるので重厚感を重視したり逆にシンプルにすることで軽やかな印象とすることもできます。
最近は棟をあまり高くせず鬼瓦も小さめの物、又は無しとする場合が多いようです。

瓦屋根

②高耐久であること
阿賀野市が産地である安田瓦は雪国のための瓦といってもよく、耐寒性(寒さ、凍害に対する強さ)耐圧性(雪の重みなどに対する強さ)には定評があります。
一昔前は「安田瓦は3代持つ」などと言われていましたがさすがにそれは言い過ぎの気もします。(^_^;)
素材としてはかなり長期に渡って使えますが適切な修繕、点検が不可欠でしょう。

瓦屋根

◎瓦のデメリット
①施工費が板金等に比べ割高であること。
②重量があるため他の屋根材より梁を大きくしたり耐震壁を増やしたりする必要がある。

瓦 コスト

瓦のデメリットでよく言われることはこの二つだと思います。
しかし、瓦の独特の落ち着いた佇まいを設計に生かしたいと考える場合、コスト増分の価値がありますし、メンテナンスフリーであることを考えると一概に割高とはいえません。
また、重量があるからこその耐寒性、耐圧性、長期の耐久性なので、一概にデメリットともいえません。ただし、瓦屋根にすることを想定して構造を計画する必要はあります。

板金編に続きます。^^

阿賀野でつくる木の住まい
新潟県阿賀野市 宮崎建築

この記事を書いた人

宮崎 直也

宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。