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「鐙西の家」施工状況をふりかえる。① 解体~屋根工事。

今月末に完成見学会を控えた鐙西の家。

3月から工事を行わせて頂いておりましたが、工事の状況をなかなかUP出来ずにいました。

築47年の無断熱住宅を高断熱住宅へとフルリノベーションし、耐震性も現行の基準に適合させた「鐙西の家」の工事の様子は、これから住宅の改修や建て替えを検討されている方の参考になる部分もあると考え、ポイントをピックアップし振り返りをさせて頂こうと考えました。

3月中旬、まずは解体工事から始まりました。

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工事前
平屋の落ち着いた佇まい。
この雰囲気を残しつつ新しい住まいへと生まれ変わります。

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解体工事開始

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リノベーションにおける解体工事は壊す部分と残す部分が混在します。
よって、解体はほぼ手作業。
残す部分を傷めずに効率よく解体作業を進めるには経験値も要求されます。

残す部分を誤って壊してしまったり、解体撤去するはずの部分が残っていたりということが無いよう解体屋さんと入念に打合せをしながら作業は進められます。

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瓦や外壁が撤去され、柱・梁等の骨組みだけの状態に。
この状態を建築用語で「スケルトン」と言ったりもします。

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既存の屋根下地材を撤去し新たに合板を貼り付けます。
これは屋根下地を新しくする意味もありますが、屋根構面を固めるという構造の補強の意味もあります。そのため、釘の種類や間隔もしっかりと確認します。

耐震補強というと壁を補強するイメージが強いですが、屋根や床などの水平構面の補強も重要となります。

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屋根板金葺き作業
これまでの瓦屋根から板金屋根へと変更。
構造の補強を進めると共に、屋根葺き材を軽くすることで耐震性の向上を図ります。

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解体工事から屋根葺きまで完了し、ひとまず雨の心配は無くなりました!
この間ほとんど雨に降られることが無く天候に恵まれた中で作業は順調に進みました。

つづく。


◎お知らせ
7/27(土)7/28(日)に「鐙西の家」リノベーション住宅完成見学会を開催いたします!

詳細はこちら。
高断熱住宅の夏を体感する絶好の機会です。
お気軽にお越しください。^^

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「鐙西の家」リノベーション住宅完成見学会のお知らせ。

3月に着工し工事を進めさせて頂いていた「鐙西の家」が7月末に完成します!
この度、お施主様のご厚意により完成見学会を開催させて頂けることとなりました。

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工事前の外観

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もうすぐ完成!の外観

◎おもなみどころ
・夏の高断熱住宅を体感頂けます

「高断熱住宅、冬暖かいのはなんとなくわかるけど、夏はどうなるの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。夏本番のこの時期に行う見学会だからこそ、夏の高断熱住宅の暮らしをご体感頂けます!

・暖房は床下エアコンで
床下に設置されたエアコンで建物全体を柔らかく暖めます。
お風呂も脱衣所もトイレも暖かくなるためヒートショックの心配もありません。^^

・現代の生活に合わせた間取りに改善することで暮らしやすく
昭和50年代くらいまでは南側の一番条件の良い場所に縁側や和室二間続きの客間などが配置される間取りが一般的で、「鐙西の家」も例外ではありませんでした。
このたび、間取りの変更を行うことにより、かつては北側に配置されていたリビングやキッチンを南側に移動。明るいリビング、明るいキッチンへと生まれ変わりました。
また、リビングの窓からの景色が一変!リビングでくつろぐ時も、キッチンに立つときも趣味でお手入れされているお庭が見えるようになりました。^^

・床は無垢のフローリング
リビングなどメインの空間はナラ、寝室など落ち着く空間は足あたりが柔らかめのカラマツを使用。木目や色味などの見た目も特徴があるので、それぞれの質感をぜひお確かめ下さい!

・外壁は杉板+ガルバリウム鋼板の組み合わせ
宮崎建築では定番の杉板とガルバリウム鋼板の組み合わせ。
杉板部分は久しぶりに着色しています。^^

・大工による造作家具と収納
下駄箱、食器棚、洗面カウンターなどお施主様のご要望をお聞きしながら造作にてつくらせて頂きました。床板や建具と材料を合わせることが出来、既製品とはまた違った一体感のある雰囲気に。各部屋に造られた収納も目的に合わせた高さ、奥行、幅になっています。


また、特別テーマとして「高断熱住宅の夏を快適に暮らす方法」についての解説を行います!
方法は2つあります。
①「エアコンをなるべく使わず暑さをしのぐ方法」
②「エアコンを常時運転し、快適に暮らす方法」
初日の7/27(土)は新住協理事の会沢健二さんに解説を頂きます!
(会沢さんにはHP内の「私の家づくり論」でも県外の高断熱住宅の事例を寄稿して頂いています。)


築47年の住宅を高断熱住宅に再建した貴重な見学会となります。
ここまでできるリノベーションをぜひご覧ください!

鐙西の家」リノベーション住宅完成見学会
日時:令和元年7月27日(土)10:00~16:00
   令和元年7月28日(日)10:00~16:00
場所:新潟市中央区鐙西
※会場の詳しい場所は申し込みを頂いた方にお知らせ致します。
TEL  0250-63-0235
メール info@miyazakikenchiku.com
宮崎携帯 090-2409-1462

(日中は事務所を留守にすることも多いので、お電話の方は宮崎の携帯に頂けるとありがたいです。^^)

上記まで、お気軽にご連絡ください!

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「鐙西の家」構造見学会を開催します!

「鐙西の家」構造見学会を開催します!

鐙西の家は昭和47年建築の平屋住宅。
旧耐震基準により建築されているため現行の耐震基準は満たしていませんでした。
断熱性能も同様で基本的には断熱材は使用されておらずほぼ無断熱の状態。
これまで構造に手を入れるリフォームなどはしてこなかったため、耐震補強や断熱改修は今回のリノベーションが初めてとなりました。

工事の目的
今回のリノベーションの最大の目的は「暖かくすること」と「地震に強くすること」です。

断熱改修も耐震改修も、何も無い所からつくり上げる新築とは違い、既存部分を生かし、補強・修繕しながら進めるリノベーションならではのポイントがあります。

仕上げ材施工前のこの時期だからこそわかる断熱・耐震リノベーションのポイントをご覧いただければと思います!

おもな見どころ
・リフォーム・リノベーションでも新築のように暖かくなるの?
・既存住宅の耐震補強、どんなことをするの?
・断熱材はどのようなものを使っているの?厚みや施工方法は?
・断熱材の性能を100%発揮させるポイント「気流止め」ってどんなもの?
・暖房、冷房の方法は?
・耐震性能・断熱性能はどのようにして確認しているの?

当日は壁の中、天井裏、床下、すべて見ることが出来ます。
暖かく地震に強い家のつくりを是非ご覧ください!

日時:令和元年6月16日(日)10:00~15:00
場所:新潟市中央区鐙西

※今回の見学会はお申込み制とさせていただきます。
会場の住所はご連絡いただいた方にお知らせ致します。

お申し込みは下記よりお願い致します。
TEL 0250-63-0235(宮崎の携帯に転送になります。)
メール info@miyazakikenchiku.com

お気軽にご連絡ください。^^

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手作業による解体工事。

「鐙西の家」リノベーション、解体工事が進んでいます。
リノベーションやリフォームの場合、解体する部分と残す部分が混在するため、重機などは使わず手作業による解体となることがほとんど。

残す部分は傷めず、撤去する部分は確実に。
しっかりと打合せを行い作業を進めます。

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いつもお世話になっている解体屋さん、丁寧に作業を行ってくれます。

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残す部分と解体する部分、構造を切り離します。

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木、金属、コンクリートなど、分別して処理場へ運びます。
分別の方法は年々細かくなっているとのこと。
例えば障子戸。
現場にて障子紙を剥がし、木と紙に分別していました。
ここまで処分の方法が細分化されていることに驚きました。

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内部の解体作業。

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小屋裏が見えてきました!

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瓦、板金などの屋根葺き材や外壁が撤去され柱、梁等の構造のみとなりました。
新築で言えば上棟が終わった状態。

ここから屋根下地、構造の補強など進めていきます!

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耐震診断で正確な現状把握を。

私はリフォームやリノベーションを計画する際、もっとも大切なことは現況を正確に把握することと考えています。

現況の正確な把握をせず工事をスタートしてしまうと、
・想定外の工事の発生
・計画していた通りの補強が出来ない
…といった事態も発生し兼ねません。

よくリフォームでは「あけてみないとわからない。」と言われます。
これは工事を開始して床や壁、天井などを解体すると、思ってもみない造りになっていたり想定外の不具合などが見つかったりすることを指すものです。

また古い住宅になると、図面はあるが現状と間取りが違っていたり、図面では筋かいが記載されていても実際には入っていないということも往々にしてあります。
しかし、補強計画や見積りを作成するにあたり「工事をしながら考えましょう。」というわけにはいきません。
図面が残されている場合もそれを鵜呑みにするのではなく、自ら調査を行いしっかりと確認していく事が大切です。

破壊検査を行わない限り、すべての床下・天井裏・壁の中を確認することは実質不可能です。
この場合は建築された年代・地域・使用されている素材などから推測し計画を立てることになります。

鐙西の家では改修計画を立てる際、まずは耐震診断を行いました。
耐震診断では
・屋根や外壁など外装の劣化具合
・基礎の仕様、ひび割れなどの確認
・耐震の要素となる壁の種類、構造金物の仕様具合などの確認
・建物のバランス
などをチェックし、数値により現状の耐震性を表します。
調査の際は床下や天井裏にも入るので建物の全容をおおよそ把握することが出来ます。

耐震診断
上記は鐙西の家の計算書の一部。
現状の耐震性は最小値で0.07。
評点1.00で「一応倒壊しない」ということになりますのでかなり低い数値と言えます。

ただ、47年前の基準で建てられた住宅を現在の基準に照らし合わせ診断をするので評点が低いのは当然です。

また、不確実な耐震の要素は全て除外して計算をするのでかなり安全側の数値とも言えます。(精密な診断を行う場合は評点が上がる場合が多い。)

私は行政の委託を受け(新潟市、阿賀野市、新発田市など)昭和56年以前の住宅の耐震診断を30件以上行ってきましたが、0.1~0.4程度の評点になることがほとんどで、1.0以上になった物件はこれまでに一件もありません。

耐震診断は人間でいう健康診断と同じです。
現在の状態を把握することで正確な補強計画を建てることが出来るのです。

過去に耐震診断について書きました。
ご興味がおありの方はコチラもご覧ください。^^
耐震診断ってどんなことするの?

by   at 07:27  | Permalink  | Trackbacks (0)

「鐙西の家」リノベーション。

鐙西の家リノベーションがスタートします。

鐙西の家は築47年の平屋の住宅。
これまでに水廻りのリフォームなどは行われてきましたが、構造に手を入れる改修は今回が初めて。
内外装や水廻りはもちろんですが、耐震性や断熱性などの性能面も新築レベルまで引き上げます!

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7月完成予定です。^^


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