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「五頭の里の家」一年点検。

昨年4月にお引渡しをさせて頂いた「五頭の里の家」一年点検にお邪魔してきました。

玄関に入ると土間におかれた薪ストーブの炎がゆらゆら。
約50坪の家全体を暖かく包んでいました。

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初めての冬を過ごしての感想をお聞きすると「家のどこにいても寒いという事がない。」とのこと。
ご家族が多いことから設計時に暮らしやすさを考えた行き止まりの無い間取りを計画していました。
そのことが人の動きやすさと共に空気の流れやすさにつながり、各部屋の温度差の解消につながっていると考えられます。
子供さんたちは冬だというのに普段は半袖で生活されているそう。
お話を聞いていて羨ましくなりました。^^


定期点検にお邪魔してまず気になるのは換気の状態。
五頭の里の家では3種セントラルを採用しております。
フィルターの状態を確認するととてもきれいでビックリ!
お話を聞くと、ご主人が定期的にメンテナンスをされているそう。
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使用機種は日本住環境のピアラ。

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窓枠と壁の取り合い部分などは木材の初期の収縮により隙間が生じます。
これは竣工から1~2年時に一度補修をすることでその後はほとんど発生しなくなります。

定期点検時の楽しみ?玄関ドアのオイル塗布。
一年間外部環境に耐えてくれた木部をメンテナンス。

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今回は施主様と共に。
まずはサンドペーパーで下地調整。

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オイルを塗りこんでいきます。
下部が塗布前、上部が塗布後。
メンテナンス後施主様と共に艶がよみがえった玄関ドアに見入っていました。

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使用したオイルは玄関ドアに付属してきたオスモ。

その他建具の調整などを追って作業をさせて頂くことでこの日は終了。
定期点検はお施主様のご感想や素材の経年変化を見ることが出来る貴重な機会となっています。

阿賀野でつくる木の住まい
新潟県阿賀野市 宮崎建築

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中古住宅の流通について考えてみた。

新建ハウジング9/20号に「既存住宅の性能ラベル本格化!?」と題した記事が掲載されていました。

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空家が増加していてその対策が望まれる昨今ですが、この制度が実際に定着し、空家を売買する際にも中古住宅の性能や傷み具合などを知ることが出来たなら良質の空家が流通することに繋がり良いことだと思います。

耐震診断を依頼される方の中には「中古住宅を購入したが耐震性はどの程度かわからない。」という方がいらっしゃいます。
考えてみればこれはおかしな話で、本来であれば購入時にその家の「耐震性能」や「断熱性能」は買主が知ることが出来るようにしておくべきです。

中古住宅を買って住み始めたけれど「耐震性が無いことが後からわかった。」とか「冬になったらすごく寒くてストーブをいくら焚いても暖まらない。」といったこと。珍しくないと思います。

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あるリフォーム済みの中古住宅を見せてもらう機会がありました。
内装は表面上きれいにリフォームされていましたが小屋裏や床下を覗くと床、壁、天井とも断熱材はほぼ無し。耐震補強をした様子もありませんでした。
購入される方がそれらを理解したうえ納得し購入するのであれば問題は無いのですが、そうではないケースがほとんどでしょう。

冒頭の「既存住宅の性能表示」中古住宅の流通にも絡んで来れば消費者にとっては朗報です。この辺り、色々と壁はありそうですが良質の中古住宅の流通には欠かせない制度です。今後、そういった方向に進むことを望みます。


阿賀野でつくる木の住まい
新潟県阿賀野市 宮崎建築

by   at 11:55  | Permalink  | Trackbacks (0)

板金屋根の良し悪しを工務店が徹底解説!

工務店的に考える屋根材の選び方、今回は「板金屋根」について徹底解説!


・そもそも板金屋根ってどんなもの?
一昔前は「トタン」といういう亜鉛メッキの鋼板を使用していたのですが、定期的に塗り替えをしないと錆が出るという問題がありました。

現在は「ガルバリウム鋼板」というアルミ亜鉛合金メッキの鋼板を使用するのが一般的となっていて、耐候性が格段に向上し、20~30年はメンテナンスフリーとなっています。

板金屋根 ガルバ


◎板金屋根のメリットは?

①重量が軽い

板金屋根を選択するうえでの最大のメリットは重量が軽いことでしょう。
屋根を軽くすることで構造にかかる負担を減らすことができ、梁の寸法を小さくしたり広い間取りで設計したりという事がしやすくなります。
板金屋根 ガルバ

②瓦に比べ屋根勾配を自由に決めることが出来る。

一般の方にはあまりなじみのないことかもしれませんが、選択する屋根材によって屋根の角度は決まってきます。
板金屋根は水平に近い角度から垂直まで何でも来いなのです。

板金屋根 ガルバ

板金屋根 ガルバ


③瓦屋根に比べ線が少なくすっきりとした印象になる。

これはメリットというより好みや感性の問題ですが大きな特徴です。
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①~③をまとめると板金屋根は設計の自由度が高いことが大きな魅力と言えます。


◎板金屋根のデメリットは?

①部分補修がしにくい

例えば雪おろしをされる地域の場合、スコップなどで屋根材を傷めてしまうことがあります。瓦であれば割れた部分のみ交換できますが、板金は全体でつながっているので少し厄介です。
板金屋根 ガルバ

②雨音がしやすい
リフォームで瓦を板金に変更された方から「板金屋根にしたら雨音が気になるようになった。」と聞くことがあります。これは薄くて軽い板金のため起こる現象ですが、下地を雨音が響きにくい方法とすることで軽減することが出来ます。
リフォームで瓦→板金を検討されている方は業者さんによく確認する必要があります。

板金屋根 ガルバ


次回「瓦屋根と板金屋根違いは??どっちがいいの?」へ続きます!

by   at 11:49  | Permalink  | Trackbacks (0)

瓦屋根の良し悪しを工務店が徹底解説!

住宅を新築、またはリフォームする際「屋根はどうしよう?」と悩まれる方もいらっしゃると思います。
ネットで「瓦」「板金」の選び方などを検索してみると瓦屋さんや板金屋さんのHPが上位に表示され「いずれかに有利な内容のものが多いなぁ。」という印象。
ここは「工務店的に考える屋根材の選び方」を整理する必要がある!…と思い、考えてみました。

今回は瓦について徹底解説!

◎瓦のメリット
①落ち着いた佇まい

なんといっても瓦の持つ雰囲気が最大の魅力でしょう。
私は、月明かりに照らされた瓦屋根がとても美しいと思っています。^^
棟に積む瓦の高さや鬼瓦の大きさなどでも外観の印象も変わるので重厚感を重視したり逆にシンプルにすることで軽やかな印象とすることもできます。
最近は棟をあまり高くせず鬼瓦も小さめの物、又は無しとする場合が多いようです。

瓦屋根


②高耐久であること
阿賀野市が産地である安田瓦は雪国のための瓦といってもよく、耐寒性(寒さ、凍害に対する強さ)耐圧性(雪の重みなどに対する強さ)には定評があります。
一昔前は「安田瓦は3代持つ」などと言われていましたがさすがにそれは言い過ぎの気もします。(^_^;)
素材としてはかなり長期に渡って使えますが適切な修繕、点検が不可欠でしょう。

瓦屋根


◎瓦のデメリット
①施工費が板金等に比べ割高であること。
②重量があるため他の屋根材より梁を大きくしたり耐震壁を増やしたりする必要がある。

瓦 コスト


瓦のデメリットでよく言われることはこの二つだと思います。
しかし、瓦の独特の落ち着いた佇まいを設計に生かしたいと考える場合、コスト増分の価値がありますし、メンテナンスフリーであることを考えると一概に割高とはいえません。
また、重量があるからこその耐寒性、耐圧性、長期の耐久性なので、一概にデメリットともいえません。ただし、瓦屋根にすることを想定して構造を計画する必要はあります。

板金編に続きます。^^

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by   at 10:20  | Permalink  | Trackbacks (0)

現場手加工による階段制作。

現場では階段掛けを行いました。
側板にタモ、踏み板に既存のお宅で使われていたケヤキを使用。
どちらも堅木のため、ノミで穴を掘ったりするのが難儀。
またリビングにおけるストリップ階段のため、上からも下からもよく見え、隠れるところが無い。加工にも気を使うため少々難易度が高いと言えるでしょう。
そもそも新築住宅ではプレカット階段が普及しているため、手加工自体が珍しくもあります。
リビング階段

今回は宮崎建築の新人大工、風山君に加工、取付ともお願いしました。
新人と言ってもキャリアは(たしか)6年。一級技能士の資格も持ち、技能競技会にも出場経験のある強者です。
風山君とはほとんど一緒に大工仕事をしたことはなかったのですが、話していて「このくらいなら出来るだろう。」という予測はありました。
リビング階段

リビング階段

リビング階段

リビング階段

私の簡単な説明で特に悩む様子なく作業を進めていた風山君。
終わってみれば見事な出来栄えでアッサリ作ってしまいました。

なかなかやるな…。
自分が6年目の時、こんなにできたかな…。(;^_^A

by   at 16:24  | Permalink  | Trackbacks (0)

ケヤキの床板、床框のリメイク。

作業場では加工が続きます。
現在は床の間に使用するケヤキ材の仕上げ。

ケヤキ 床板

この床框、床板(とこがまち、とこいた)は既存の物を解体時に取外しリメイクして使用。
(床框とは板の右側についている四角い材料)
框の手前がグレーになっていますがこれが解体前の色。
サンダーで薄く削っただけで香りとともに新しい色に戻る。また何十年と掛けて古色に。
木ってすごいと新ためて感じます。

ケヤキ 床板

立派な木目、惚れ惚れします。
こういった材料、最近の新築住宅ではほとんど使われなくなりましたがやはり良いですね。

しかしこの一枚板、今買ったらいくらするかな…?(汗)

by   at 06:21  | Permalink  | Trackbacks (0)

建築模型用の車を購入。

1/100の建築模型を作る際に置く車。
以前は息子のチョロQをかりていましたが、家と比べてなんだか大きい。多分1/80くらい。
1/100の車ってあんまりないなぁと思いネットで探してみると、コンビニのコーヒーのおまけに付いてくる車が1/100に近いとのこと。
早速コンビニでベンツを2台購入してきました。

建築模型 車
もっと庶民派の車種がよかったのですが取り急ぎということで。
結構よくできてます。

阿賀野でつくる木の住まい
新潟県阿賀野市 宮崎建築

by   at 06:06  | Permalink  | Trackbacks (0)

越後杉研修会@緑の森

先日、加茂市にある「緑の森」製材工場にて行われた研修会に参加してきました。
内容は「CO2削減を図った越後杉普及促進について」というものでした。

こちらの製材工場では、バイオマス燃料(丸太の端材など)を使った燻煙乾燥庫を昨年完成させましたが、それまでの石油を使った高温乾燥庫にくらべてのCO2削減量についての話が中心でした。

越後杉 燻煙乾燥
乾燥庫内に積み上げられた材量。煙で燻されたため表面が黒くなっています。

越後杉 燻煙乾燥
燃料となる端材。モクモクと煙を出しながら、1カ月ほどかけて乾燥させます。

地域材を使うことの意味の一つとして、遠くから材木を運んでくるときに比べて、輸送時に発生するCO2が少なくて済むということが言われますが、ヨーロッパなどでは製材、乾燥させるときに発生するCO2はとても少なく、日本に輸送したとしても、地域材を高温乾燥させた場合とあまり変わらないこともあるのだそうです。
それならばと乾燥方法を変え、燻煙乾燥とすることで、ヨーロッパの製材工場並みのCO2発生量となったということでした。

越後杉 燻煙乾燥
実験中だという「太陽熱による乾燥」こちらも興味深い。

今後は「高温乾燥」→「燻煙乾燥」と変わったことによる材量の質の変化にも注目していきたいと思いました。

木の家の新築・リフォームの事なら…
  新潟県阿賀野市 宮崎建築

by   at 06:27  | Permalink  | Trackbacks (0)

2011年。

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。

新年

2010年は本当にあっという間に過ぎていった1年だったように思います。
いろいろな方にお世話になり支えていただきました。
2011年も、お客様に喜んでもらえるよう頑張ります!

手作りカレンダー
建築廃材を利用した手作りカレンダー。

宮崎建築では昨年お世話になった方に手作りカレンダーを差し上げました。
…が、完成したのが大晦日のお昼過ぎ。(汗)
配り終えたのが夕方6時過ぎというバタバタぶりでした。

2011年は何事も、段取りよく行きたいと思います!

本年もよろしくお願いいたします。


木の家の新築・リフォームの事なら…
  新潟県阿賀野市 宮崎建築

by   at 19:32  | Permalink  | Trackbacks (0)