「建替えかリフォームか、どちらを選んだら良いか?」とご質問を頂くことがあります。
その場合の重要な判断基準の一つに「基礎の状態」があります。

「基礎」とは住宅の上部構造を支えているコンクリートの部分。
新築であれば上に何もない状態で基礎を造るので特に問題はありません。
しかし、改修となると上部構造がある中での作業になるため様々な制約が生まれます。
(補強の方法が限定される、重機が使えないのでほぼ手作業 など)

そのため、初期の判断を誤ると想定以上に基礎工事に費用が掛かってしまったり、施工上かなり無理をしなければいけない事などが発生する可能性があります。

・「鐙西の家」の基礎工事の方針
「鐙西の家」では以下のような考えで基礎の補強工事を進めさせて頂きました。
①工事前に行った耐震診断で基礎の状態が良好であることを確認。
②ただし、耐震性を高めるために補強は必要。
③床下暖房を行うためべた基礎を選択。
④現場状況から考え、全体の補強工事が可能。

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まずは既存の土を高さ調整し砕石を敷き込みます。

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全体に敷き込みました。
このあたり、新築であれば平たんな場所を重機で敷きならす作業となるため問題なく行うことが出来ます。
しかし、改修の場合は既存の基礎や土台がある中一輪車で運び、スコップで敷きならしていきます。(感謝!)

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防湿フィルムを敷込み鉄筋組み。
既存の基礎にアンカーを打ち込み、新旧の基礎を一体化させていきます。

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鉄筋、組みあがりました!

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そして打ち込み。
ポンプ車でホースを住宅内に引き込み、生コンを流します。

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型枠に生コンを流していきます。
このホースが見た目以上に重い。軽々と作業を進める基礎屋さん、流石です!

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無事に基礎が出来ました!
リノベーションの場合、基礎を終えると工事の半分くらいを終えたような気持になりホッとします。

新築に比べ作業がしにくく、イレギュラーな箇所も多い中、試行錯誤し作業をしてくれた基礎屋さん。
ありがとうございました!

つづく

◎お知らせ
7/27(土)7/28(日)に「鐙西の家」リノベーション住宅完成見学会を開催いたします!
詳細はこちら。
高断熱住宅の夏を体感する絶好の機会です。
お気軽にお越しください。^^

この記事を書いた人

宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。