オススメ③は「この家にしてよかった」です。
この本も「燃費半分で暮らす家」と同じく新住協から発行されています。

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著者は新住協で25年事務局長を務めてこられた会沢健二さん。
私個人も大変お世話になっており、宮崎建築のHPでもコラムを寄稿して頂いています。

新住協は現在会員が全国に600社以上。(工務店、設計事務所など)
会沢さんは事務局として全国の支部をまわり、各地の工務店、設計事務所から直接話を聞き、また実際に建てられた住宅を見てこられました。
「この家にしてよかった」は全国で建てられた高断熱住宅に住まわれている方への取材記をまとめたものです。

・高断熱住宅に住まわれている方々はなぜ暖かい家を求めたのか。
・依頼先をどのようにして決めた?
・以前の家の暮らしと今の家の暮らしの違い
など、実際に「建てて」「暮らしている」方でなければわからない実体験が綴られています。

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Vol.1の16話では宮崎建築で建築させて頂いた住宅の住まい手さんも取材、掲載して頂いています。^^

「既に家をつくられた方のお話を聞いてみたい」とは多くの方が思われることではないでしょうか。
この本を読むと高断熱住宅を求めるお施主様にもさまざまな動機があり、目的も人それぞれであることがわかります。

住宅関連の書籍というと空間の質や素材、ディテールなどが伝わりやすいよう写真が多いものが一般的ですが、この本は写真が少なめ。
じっくり読むタイプの住宅本と言えます。

家づくりを検討中の方にとって勉強になることが多く書かれています。
是非、読み込んでいただきたいと思っています。^^

近日Vol.3が発売される予定だそうです。
こちらも楽しみです!

この記事を書いた人

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宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。